​野分会とは

​花鳥諷詠の未来を切り拓く

2022年に創刊125周年を迎える

俳誌『ホトトギス』では、常に若手作家たちが活躍してきました。

その研鑽の場としてあるのが「野分会」です。

56歳未満で『ホトトギス』購読者であれば、誰でも入会することができます。

約50名の会員は、会の目的である「花鳥諷詠の未来を切り拓く」ことを旨として、

東京と芦屋で行われている定例句会やネット句会に参加して研鑽に努めています。

また年に一度は、全国各地で宿泊を伴う句会「夏行」も開催しています。

森の木
​野分会について

野分会の歴史

1977年

稲畑汀子と三村純也が『ホトトギス』誌友の中から、戦後生まれの会員に声をかけ始める。

1979年10月

第1回句会開催。野分会発足。
1993年1月

『ホトトギス』誌上に「一句百言」の掲載開始
1994年

発足15周年を記念して、合同句集を刊行
2005年

一句百言をまとめた『俳句?それはね…』を刊行
2007年

六甲山に汀子、廣太郎親子句碑を建立

2009年
発足30周年を記念して、第二合同句集を刊行
2010年3月

主宰が稲畑廣太郎に交代。

2015年8月
当時56歳以上の会員は野分会を卒業、

「青嵐会」へ移籍し、現在に至る。

※花鳥諷詠

 俳句というものは、老練な者は老練なり、初心な者は初心なりに作つたり鑑賞したりしてゐるものなのだ。四季循環による現象、春夏秋冬の風光に心を留める事が出来るようになる事は、俳句を学んで得る第一の徳である。生れながら心の高く深い人もあれば、低く浅い人もある。各々その天分に従つて俳句を学べばよい。学んでをるうちには低きより高く、浅きより深きに赴くことも出来る。先づ各々その天分によって俳句を学べばよい。志が花鳥風月にあればよい。志が花鳥風月にあるといふ事、それが俳句によつて救はれた事になるのである。
 人間、社会万般の事は俳句の材料となり得る。而も四季の現象の中に現れたる人間、社会の事に限る。それが俳句である。

 

高浜虚子(1985). 虚子俳話 ホトトギス社

※一句百言(いっくひゃくげん)とは?

毎月、東京と芦屋で行われる定例句会では、同じ兼題が出されます。参加者全員の句は清記されて互選に付されますので、最後に作者が名乗るまでは誰の作品かわからないようになっています。

従って主宰の作品も同じ批評の俎上にのせられることになります。出席者は自分の選んだ句や気になる句について、共通点や疑問点などを、主宰への質問を交えて自由に述べ合う中で、花鳥諷詠や季題への理解を深めます。

尚、この「一句百言」は『ホトトギス』誌上にも毎月掲載されています。

稲畑汀子編(2005). 俳句?それはね… ホトトギス社